健康で悩める方々へ

2000年の春から、脳や脊髄の病気、がん（癌）、難病、骨折、心の病、発達障害の方々のリハビリに病院やクリニック、在宅など様々な環境で携わってきました。
骨折の患者さんは比較的元気に退院されることが多いですが、その他の病気の方々は、退院後も障害を抱えながら日常生活を送ることが一般的でした。
 
西洋医学では「治せる病気」と「治せない病気」が明確に分かれていることが多いように思います。
たとえば骨折のように手術で治せる病気が「治せる」にあたり、難病や糖尿病・高血圧といった生活習慣病は手術で治すことが難しいため、「治せない」とされることが多いです。
リハビリでは、治せる病気も治せない病気も対象にしていますが、それぞれの関わり方には違いがあります。
 
「治せる」病気の方には、早く元の生活に戻れるようサポートを行い、「治せない」病気の方には、症状が残っている状態でどのような環境で退院し日常生活を過ごすことができるかを考えながら支援します。
残念ながら、「治せない」病気に対して、なんとか治す方法を模索することはほとんどありません。
これは、医療の現場や教育で「治せないものは治せない」という考えが根付いているからだと思います。また、日本の医療制度の影響も大きいです。
僕も医療現場で働き始めた頃は、この考えを当然のものとして受け入れていました。
 
しかし、医療制度が次々と改定され、患者さんが制度のために悪化していく現実を目の当たりにし、「制度の枠内だけでは限界がある」と感じるようになりました。
そこで、あえて医療制度の枠を越えて、自費で治療する道を選ぶことにしました。
 
その後、東洋医学や心理療法などさまざまなアプローチを学び始め、池内秀暢先生の「生体自然療法」に出会いました。
人間を多角的にとらえ、心・体・氣のバランスを整えることで、現代医学で治療が難しい病気や末期がんの患者さんも改善されているのを見て、これなら「治せない」とされていた病気にも希望が持てると思い、学びを深めることにしました。
 
約4年の学びを経て、実際に患者さんの治療を始めました。
最初は思うような結果が出ないこともあり、悩むこともありましたが、師に相談し、試行錯誤を重ねながら経験を積んでいきました。
時には改善が難しいこともあり、命を救えなかった苦しい経験もありました。
しかし、今では多くの患者さんが症状の改善を感じてくださり、僕を信じてサロンに通ってくれることに、毎日感謝しています。
 
患者さんを診る中で感じるのは、「人はさまざまな臓器が連動して生きている」ということ。
そして、「体だけではなく、心やエネルギーがあってこそ生きている」ということです。
目に見える体だけでなく、心や目に見えないエネルギーも調和してこそ、人は本来の健康を取り戻せるのだと思います。
 
この想いを胸に、「睡眠の質を改善したい」「更年期の不調を和らげたい」「がんに負けない力を持ちたい」というあなたが、健康で豊かな人生を送れるよう、これからもサポートを続けていきます。