なぜ徒手療法でストレスや心の状態を改善出来るのか？

ストレスが蓄積されたり強く掛かると、肺・心臓・神経・胃などといった器官と、それらが連動して役割を果たす系（呼吸器系、消化器系など）を司っている自律神経の交感神経と副交感神経のバランスが崩れ易くなります。
また、慢性的にストレスを受け続けると、脳にまでダメージが蓄積されます。

例えば脳にダメージが蓄積されることで交感神経が優位に働き過ぎると心身ともに興奮・緊張状態となります。身体では活性酸素が増え、筋肉は硬くなり、細胞や組織を酸化させて、臓器などの働きが悪化します。

心理的には周囲からの刺激に過敏に反応し易くなり、より一層、脳にストレスが掛かる状態となります。
その結果、ホルモンが必要以上に出たり、もしくは出なかったりすることでバセドウ病やクッシング症候群の様な病気になり易くなったり、免疫機能が過敏になり過ぎることでアトピー性皮膚炎や喘息などのアレルギー疾患になる可能性が高くなります。
 
これらの事を筋肉の硬直・腫脹の状態やその部位、脊椎の柔らかさなど、お身体の診断を行うことで、その方の生活や身体の状態、心の在り方などを推察することができます。
その結果を元にして、一人一人に合った手技療法と運動、食事などのご指導をさせて頂くことにより、脳の大脳辺縁系・脳幹を刺激し、自律神経を整え、神経系・内分泌系のバランスを調整する事で、ストレスの緩和を図ります。